ぷっくん★紀行

鞆渕〜天野

台風一過の青空、ちょっと暑かったが前から是非行ってみたいと思っていた鞆淵八幡宮へ出かけた。

桃山町内(現紀の川市)より主要県道かつらぎ桃山線をひたすら走ると難なく到着。神社の参拝口をちょっと行き過ぎて駐車場の案内板のある急な坂道を登る。林道みたいな道をしばらく登ると駐車スペースらしき場所を発見。ここで車を降りて石段を登るとすぐ神社の境内に辿り着いた。すぐ目の前に大日堂、その向かい側には御輿を保管してあると思われる倉庫、両者の間の石段を登った先が本殿。本殿は朱塗りで美しい。いかにも値打ち在りそうな感じ。撮影禁止などの表記がなかったので適当に撮影。お騒がせのお詫びに作法にのっとって参拝。賽銭箱のそばに手順が書かれてあった。参拝の正式な作法ってよく知らないからねぇ。書いてくれてると有り難い。石段を下りて大日堂や鳥居も撮影。本殿、大日堂は国重文、御神輿は国宝だそうな。こんな山奥だが鞆渕というところ、千年以上前から石清水神社の荘園だったりして、村の歴史が記録されている貴重な集落だったりするのだ。山奥過ぎて戦乱に巻き込まれる事がなかったのが大きいのだろうが、大災害に遭うような事もなかったらしい。

割とこぢんまりした神社だったので見学撮影ともあっという間に終了。他に特に見るべき場所もなさそうだったので、丹生都比売神社へ足を伸ばす事にする。駐車場を出て県道をそのままかつらぎ方面へ進み、途中で国道480号線へ出た。さらに進むと丹生都比売神社への案内が現れたのでそれに従って山道を進む。丹生都比売神社にはかなり前に来たことがあるが、今回はその時とは別のルートを通っている。見覚えのある天野の集落に入って少しすると以前と様子が違う。神社のそばには土産物屋や駐車場、綺麗なトイレなどがある。そういえばここは世界遺産だった。この辺は高野山の参詣道の範疇なのだ。駐車場から太鼓橋が見える。それにしても前に来たときは人影がなかったのだが、駐車場には10台くらい車が止まっているし、人も結構いる。さすが世界遺産。でもここに来る観光客はかなり通だろう。

太鼓橋を渡って境内に入ると、何やら祝詞らしき声が聞こえてくる。どうやら七五三参りらしい。邪魔になってはいけないので本殿には近寄らず、橋の周りで適当に撮影する。それにしても前に来たときは本当に人っ子一人いなかったのだが。今回は本殿の撮影は諦めて境内を後にする。折角だから西行堂でも見ておこうと思い徒歩で向かう。思ったより距離があった(といっても10分くらいか)が平坦な道なので疲労はあまり感じなかった。これでもうちょっと涼しかったら言うことなしだが。お堂へ登る人は少ないのか、草が生い茂っていてちょっと恐い。ここは小さなお堂があるだけで他には何もないのだが、建物の前で撮影しておく。周辺には他にも史跡などがあるようだが暑いのでパス。古道ウォーカーな人なら町石道を歩いて高野山まで登るのだろうが、ウチはとてもそんな根性はありません。ということで駐車場に戻り帰路につく。

たまには100選巡り以外の探索もいいもんだ。


【関連リンク】紀の川緑の歴史回廊>テーマ別探訪15コース>八幡社を訪ねて神社&仏閣 紀の川市 観光ガイド丹生都比売神社 公式ホームページ紀の川緑の歴史回廊>テーマ別探訪15コース>高野山関連文化財を訪ねて丹生都比売神社 - Wikipedia


2007年10月28日(日)  No.18 (野外撮影)

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
最新の記事

 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
++HOME++

[Admin] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.10