ぷっくん★紀行

和歌山城〜紀の川市

やっと休日に晴れたので和歌山城へ向かう。

和歌山城といってもモニュメントは場内にはなく、三年坂通りを挟んで向かい側の岡公園入口付近にある。モニュメント巡りを始めた頃は何も知らなくて、天守閣まで登る必要があると思っていたのだが、調べてみると和歌山城公園内にはないことが発覚。三年坂は頻繁に通る道なので車中から公園内を眺めているとあっさり見つけることが出来た。しかしここはあまりにも近すぎるため、まずは遠方のモニュメントを全部発見してから最後の100箇所目に訪れることに決めていたのだ。先日の連休の後、2回ほど休日があったのだがいずれも天候に恵まれず今日まで延び延びになっていた。久しぶりの晴天、しかも気温も高めで出かけるにはもってこいの日和になった。折角なので撮影後紀北筋の気になるモニュメントを再訪することにした。

岡公園でモニュメントの撮影を済ませ、まずはハイランドパーク粉河へ向かう。ここは前回カーナビ画面をチェックしていなかったのでGoogleMap上での位置がはっきり分からないのだ。それに前回撮影時は正月で曇り空だったのでイマイチ写真が美しくなかった。今日は快晴なのでさぞかし美しい写真が撮れるだろう。

粉河寺付近から紀泉スカイラインに入り山をぐんぐん登っていく。さほど距離を走った実感がないまま、気がつけばかなり山の上まで来ていた。ボチボチ紅葉が始まっていて美しい。ハイランドパーク目前で駐車可能なスペースがあったので車を降りて撮影する。綺麗なもみじの木があった。撮影している間に数台の車が通りすぎていった。平日の昼間にしては人が来るもんだ。もしかしたら休日は結構賑わうのかも知れない。撮影を済ませて先へ進む。展望タワーを通り過ぎて少し東へ進んだ辺りにモニュメントは建っている。前回は気付かなかったが、モニュメントの背後にもみじの木があってしかも美しく紅葉している。前の花壇にはコスモスの残り花があった。このコスモスはないほうが良かった(何しろほとんど終わりなので見苦しい姿になっている)がまあ仕方ない。ここでしばらく撮影した。季節が変わると景色も変わる。当たり前のことなのだが何だか新鮮な感じ。二度来て得した気分。これで桜の頃と夏と積雪時にも来ればカンペキなのだが、春夏は人出が多そうだし、積雪時はチェーンが必要だろう。そういえば、GoogleMapの航空写真では雪が少し積もっていた。うまい具合に撮影出来たもんだ。

撮影を済ませてさらに東へ進む。葛城山キャンプ場へ行く。ここのモニュメントはキャンプ場内にあり、有料の看板が立っていた。そのため望遠で撮影した写真しかない。今回は料金を払ってキャンプ場へ入ろうかと思いながらやってきたのだが、例の看板がなくなっていた。中を見ると何人かの観光客らしき人がお弁当を食べたりしていたので、自分たちもそのまま入って、モニュメントを撮影した。まあこんな時期にキャンプでもないだろうから、有料にするのはシーズン中だけでいいと思う。

キャンプ場の向かい側に神社の鳥居があった。前回もちょっと気になっていた所だ。あの時は割と人も多く駐車スペースがなかったので行けなかったが、今日はあまり人もなさそうだったので行ってみることにした。道路から見た感じ結構登っていきそうな感じだったが、登ってみると意外にもすぐにお社まで到着した。小さなお社だ。撮影させてもらってから少し引き返して展望所を探してみることに。いい雰囲気の道を下っていくといきなり立派な円形の展望塔が目に入った。何か場違いな気がしないでもないがとにかく登って見ることに。残念なことに中は落書きだらけだった。ここは国定公園なんだから処罰の対象になると思うのだが。折角の景観がぶち壊しだ。まあ怒っていても仕方ないので撮影する。北を向くと泉南方面が見える。ハイランドパーク粉河からなら関西空港が見えるのだがここからは見えなさそうだ。反対の南方向は和歌山県側。こちらの方が少し霞んで見えた。

充分景色を堪能して山を下りる。名手方面に降りて行ったのだが道がかなり狭い。粉河から降りた方が良かったかも。国道へは出ず農免道路を走る。和歌山方面へ走る途中で海神社を見つけて思わず立ち寄ってみた。こぢんまりとした神社だ。こんな山の中で海とはこれ如何に。参拝客は誰もなく、静かだった。かなり古くからある由緒正しい神社らしいが、紀州の神社はことごとく秀吉に焼き討ちを食らったため古文書などがほとんど残っていない。ひどい話だ。

さらに農免道路を西進すると、根来寺へ辿り着く。最後にここのモニュメントを撮影して今日の予定は終了となる。前回来たときはモニュメントのすぐ側に車が止まっていてうまく撮影出来なかったため、撮り直すつもりで立ち寄ったのだ。幸い撮影の妨げになるようなものは何もなく、前回よりもずっと良い写真が撮れた。大門方面へ向かって走ると、道路からネコの姿が見えたので撮影に行く。ここは以前から野良猫がいるのだ。比較的人に馴れていて、そっと近寄ればすぐには逃げない。中には触れるネコもいた。しばらく遊んでから帰路についた。


【記事リンク】和歌山城〜紀の川市(100選の旅)
※お人形の写真があります。抵抗のない方は是非ご覧下さい。



2008年11月12日(水)  No.35 (朝日・夕陽100選)

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