ぷっくん★紀行

中辺路〜本宮〜北山

100選巡りの旅もいよいよ佳境へ。今回は最難関(?)の北山村へ。

まずは中辺路・福定の大銀杏を見に行く。国道311号から眺めると色づきはイマイチ。黄色というより黄緑色だった。折角だからお寺まで行ってみた。駐車場に車がいっぱい。銀杏の前も人でいっぱい。最近関西のTVでばんばん放送されてるからだろうか。写真撮影には悪条件。早々に退散する。観光地になってしまったらシーズン中には平日に来ないと落ち着いて撮影出来ない。地元の人にはいいことなんだろうな。むー。

本宮へ向かう前に近露大橋の欄干に乗っているかっぱ像の前で撮影。誰が巻いたのか、ピンク色のテープではちまきをしていた。いたずらなのだろうが、何か可愛い(笑)

続いて、前回の新宮シリーズの際発見しそこねた本宮の「ちょっとよりみち展望台」へ。あらかじめ当たりをつけておいた場所へ行く。本宮大社前の細い道を進むと三軒茶屋跡のバス停にたどり着く。その近くに古道への登り口がある。階段を登ると売店があってガイドのおばちゃんがいたので聞いてみると、1000メートルほど歩いたところにあると教えてくれた。1000メートル・・・まあ仕方ない。正直そんなに歩かなきゃならないとは思ってなかったのでひーこら言いながら古道を歩いた。この道は滝尻王子から本宮大社へ行くルートの一部で三軒茶屋跡からは下りらしい。自分たちが歩いた部分は所々登り坂はあったがほぼ平坦で良く整備された非常に歩きやすい道だった。73番の道標からすぐのところに「ちょっと寄り道」などと書かれた看板が。それに従って脇道を行くと見晴らしの良い場所に出た。正面には大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が見える。モニュメントは右手の方にひっそり建っていた。やれやれ、ここまで歩いてもしここになかったらどうしようかと思った(激汗)。撮影してしばらく大鳥居を見ながら休憩した。その後来た道を逆戻り。途中で団体客を連れたガイドのおばちゃんに声を掛けられ、連れがブライスの説明をする。人形連れで出かけて声を掛けられたのは今回が初めてだ。しばし談笑した後、元来た場所へ戻る。道ばたへ路駐していたのでとっとと引き揚げる。この辺りの道は交通量はごくわずかではあるが、決して広くないのでなるべく路駐は避けた方がいいだろう。とは言えここまで来るのに他に足がなさそうなのが辛いところ。バス停はあったが本数はおそらくあまりないだろうし。実際マイカーなしではモニュメント巡りは無理だと思われる。

いよいよ北山村へと向かう。国道168号から169号へ。国道ならぬ酷道と呼ばれる県内の3桁国道の中で169号はマシな方だと言われるが、やっぱり細い道が続く。舗装してあるだけ有り難いと思え、みたいな道だが、前に大塔へ行くのに通った371号に比べたらマシな道だ。あくまでマシ、というだけだが。和歌山→奈良→和歌山と二県を行ったり来たりしながら北山村まで辿り着く。おくとろ公園へ近づくと急に道幅が広くなる。おくとろ道路なる前知事の筆による石碑が建っていた。地元住民の悲願なのだろう。こんな山奥に四車線道路がいるかは謎だが、せめて対向可能な道幅は欲しいところだ。まあこの辺りはそれなりに有名な観光地なので、夏場はもうちょっと交通量も多いのだろう。

おくとろ公園は道の駅なのだが、えらく広い敷地の公園だ。駐車場に売店などの施設の他に野外ステージだのテニスコートだのもある。キャンプ場や温泉まで併設されていて、ここがレジャー拠点のようだ。名物の筏下りもここから出発するとのこと。モニュメントは野外ステージの側にあった。撮影を済ませて帰り際にじゃばらの写真も撮っておく。生のじゃばらを初めてみたが、なるほど表面が蛇腹になっている。かなり色づいていたのでもうすぐ収穫出来るのだろう。公園内の植え込みの分まで収穫するのかは知らないが。このじゃばら、生食出来ないが果汁を搾って利用する。楽天市場で売り出してヒット商品になったらしい。村の歳入の何割かを占めているのだとか。ここにしかない特産品っていうのは強みになる。

帰り道、小森ダムの近くに流れる雷の滝で撮影。山の上の方から何やらけたたましい声が聞こえると思ったらどうやらサルがけんかしているらしい。国道から崖下をのぞくと河原にサルの姿が見えた。野生のニホンザルを生で見たのは初めてだ。う〜む、さすが秘境。

北山村を出て熊野川町(現・新宮市)の飛び地のあたりで橋の欄干にある動物の像が可愛かったので停車して撮影。さらに撮影ポイントを求めて瀞峡方面へ行ってみるが良さそうなところはなかった。さらに戻って九重小学校付近で河原に入ってちょっと撮影。撮影中に瀞峡の観光船が下っていった。

今回は行程に時間がかかったので2箇所しか回れなかった。残るモニュメントも遠方ばかり。まあボチボチ行くとしますか。


【関連リンク】
なかへち観光協会
発心門王子〜熊野本宮大社 <熊野古道ウォーク>
北山村
北山(観光筏下り・じゃばら・おくとろ温泉)
熊野交通株式会社

2007年11月25日(日)  No.22 (朝日・夕陽100選)

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